今回は1泊2日の行程で日本最北の百名山である「利尻山」に登りました。
利尻島の中央部に位置し、標高は1,721m。別名は利尻富士と呼ばれており、標高はそこまで高くないものの寒冷地のため高山植物が多く自生している。また、北海道の山でありながら離島のため熊は生息しておらずその点は安心して登ることができます。 標高差約1,500mを登っていくため、長時間の登山となります。コースは2つあり、鴛泊コースと沓形コースがありますが、ほとんどの登山者は鴛泊から入山します。因みに沓形コースは現在、崩落のため通行止めです。 また、利尻山は水場が登山口付近に一か所しかないため水分は事前にしっかりと確保しておく必要があります。携帯トイレは必須で島内のコンビニやフェリー乗り場等で購入が可能です。
利尻島及び登山口へのアクセスは主に以下の3パターンです。
【島へのアクセス】 ①羽田空港→新千歳空港(ANA便のみ)→利尻空港 ②羽田空港→新千歳空港→札幌駅→丘珠空港(JAL便のみ)→利尻空港 ③羽田空港→稚内空港→稚内港(ハートランドフェリー)→鴛泊港
【登山口(鴛泊コース)へのアクセス】 ①島内のレンタカー、レンタサイクル、レンタルバイクを予約する ②タクシーを事前予約(深夜、早朝の場合は受付不可のことも) ③前泊施設(ホテル、旅館)の送迎サービスを利用する
あくまで離島なので都市部のように何でも揃っているわけではありません。しっかりとした事前準備や情報収集が必要となります。 特にレンタカーの予約には苦戦しましたが、なんとか最後の一台をつかみ取ることができました。
とても有意義な山行となったのでぜひご覧ください。
新千歳空港から飛行機で利尻島に上陸!

羽田発9:00のANA便に搭乗し、10:35新千歳空港に到着しました。 ここで利尻空港行きの便に乗り換えですが少し時間があるので空港内を散策します。

かわいいモニュメントがありました。 新千歳空港ですが、個人的に一番楽しい空港だと思っています。空港内にはお土産屋、レストラン、カフェ、雑貨店が軒を連ね、中央部は吹き抜けになっており開放的で、実は映画館や温泉施設まで備わっています。まるで大型ショッピングモールのような空間です。

ゆっくり空港内を散策していると、搭乗時刻が近づいてきました。 12:30新千歳発の13:25利尻到着予定です。早いですね、利尻まで1時間かかりません。新千歳からはANA便が1日2便出航しています。

13:25 利尻空港に到着しました。 ブリッジはないので飛行機を降りて、空港ビルまで歩きます。間近で見る機体は迫力があります。後ろには雲に隠れていますが、明日登山予定の利尻山が見えています。 今日は時間があるので利尻グルメと観光ですね。
超有名ラーメン店と離島の絶景

さて、空港でレンタカーを借り始めに訪れたのが「利尻らーめん味楽」です。 ここはめちゃくちゃ人気のラーメン屋です。実は横浜のラーメン博物館にも出店しています。この日は閉店間際の14:00頃にもかかわらず行列ができていました。


名前が呼ばれ、いざ入店。まさかのタブレット注文!ハイテクですね。 おそらく定番であろう焼き醤油らーめん+とろろ昆布を注文。あっさりとしたスープですが、昆布のコクと味わいがしっかりと効いた美味しいらーめんでした。
お腹を満たしたところで、明日の登山に向け物資調達に向かいます。

やってきました、北海道を代表するコンビニ「セイコーマート」です。利尻島内にはコンビニはセイコーマートしかないのでここ一択です。 調達物資は、ドリンク2L、チョコレート、パン、おにぎり、栄養剤、携帯用トイレなどです。 モンベルの商品など少しばかり登山用品が揃えてありました。


山頂付近の雲がとれ、利尻山が綺麗に見えてきました。あの頂まで登ると考えるとロマンがあります。

夕日ヶ丘展望台からの景色です。手前の小島がポンモシリ島、写真一番奥に見えるのが礼文島です。 夕日を見るためペシ岬へ向かいます。

↑写真奥の頂がペシ岬展望台です。その直下に見える建物が前泊予定の利尻マリンホテルです。

ペシ岬から眺めた利尻山。稚内からのフェリーも入港中です。
↓夕暮れの風景をまとめてどうぞ





美しい夕焼けです…。
利尻マリンホテルにチェックイン




「利尻マリンホテル」は鴛泊港から徒歩圏内のホテルです。 館内には客室、食事会場、温泉大浴場、売店があります。今回は1泊2食付きのプランを予約しました。夕食は北海道の海の幸をふんだんに使った料理でどれも新鮮で美味しかったです。 朝食については早朝出発の登山者にはお弁当を用意していただけます。また、登山口への送迎(ホテルAM5:00発)もあるので利用される方は事前に予約が必要です。

売店でクマサザアイスを購入。抹茶のような味で美味しかったです。 温泉に入り、明日早朝の登山に備えます。
翌早朝 利尻山 登山開始


3:20 レンタカーでホテルを出発し、利尻山鴛泊コースの登山口がある北麓野営場に到着しました。ホテルからは車で10分ほどです。※因みに歩くと40分ほどかかります。 真っ暗闇の中、登山開始です。

暗い森を10分ほど進むと「甘露泉水」に到着しました。 利尻登山最初にして最後の水場となります。ここでしっかりと水を確保して先に進みましょう。 この先5合目付近までは樹林帯となります。深夜、早朝登山の場合はヘッドライトを装備していないと全く前が見えないのでご注意ください。

3合目を通過。

4合目、野鳥の森を通過。まだまだ暗いです。

5合目、雷鳥の道標を通過。因みに利尻に雷鳥は生息していないそうです。 若干空が明るくなってきました。

4:40 6合目の第一見晴台に到着。 樹林帯を超え、ここからは空と景色を眺めながら進んでいきます。




朝日が昇り、視界が開けてきました。

7合目を通過。

5:20 第二見晴台まできました。ここでようやく標高1000mを超えました。


8合目、長官山に到着。 利尻山頂が見えてきました。

8合目付近から眺める利尻山が一番綺麗でした。深緑の山肌が美しいです。

8合目から20分ほど進むと、避難小屋とトイレブースがありました。因みに利尻山のトイレブースは6合目付近、8合目避難小屋、9合目付近の3か所にあります。

遂に9合目まで登ってきました。山頂まではあと少しです。

9合目を過ぎると沓形コースとの分岐点がありました。沓形コースは2025年8月現在、崩落のため通行止めです。

まるでラピュタの世界のようです。とても開放的で気持ちがよいです。


山頂付近はガレ場や崩落箇所が多いので足元には十分注意してください。
利尻山に登頂!

7:20 標高1721m 日本最北の百名山「利尻山」に登頂しました! 登山口から約4時間、標高差1490mを登ってきたので疲労が半端ないです。山頂に構える奥宮がこの山の過酷さを物語っているように感じます。 しかしながら疲労も吹き飛ぶこの景色は圧巻です。この高さから全方位に海を眺めることができる山は珍しいのではないでしょうか。また、東に北海道本土、北西に礼文島、視界が晴れれば樺太まで一望できます。
遮るものが一切ないのでまさに天界といった雰囲気です。

奥に見える頂が南峰です。以前は南峰が利尻山の最高峰で歩いて行くこともできたのですが、崩落の危険が高く自然保護のため現在は立ち入り禁止となっています。




記念撮影後、ホテルでいただいたお弁当を食べます。この手作り感が山とマッチしています。美味しかったです、ご馳走様でした。

さて、名残惜しいですが下山を開始します。
無事下山。利尻島を去る

10:50 北麓野営場に下山しました。 少しゆっくりして近くの温泉施設に向かいます。

「利尻富士温泉」に到着しました。 北麓野営場から車で5分。12:00オープンの日帰り温泉施設です。内湯とサウナ、露天風呂があり登山で疲れた体を癒してくれました。利尻登山後はここ一択ですね。
14:05発、新千歳行きのANA便に乗るため空港へ向かいます。

山頂にガスがかかっていますね。早めに登って正解でした。 新千歳経由で東京に帰ります。ありがとうございました。
まとめ
利尻山登山は無事終了しました。
普段行くアルプス系の山々とはまた違った景色や登山を体験することができとても新鮮に感じました。利尻山は独立峰で山の形も綺麗なので四季折々の姿も見てみたいと思いました。また機会があればぜひ訪れてみたいですね。
【コースタイム】 北麓野営場(3:20)→6合目第一見晴台(4:40)→第二見晴台(5:20)→避難小屋(6:20)→利尻山頂(7:20)→北麓野営場(10:50)


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